本日ご紹介する石も職人泣かせな宝石、アフガナイトです。
アフガナイト、聞いたことがあるって方もいるかもしれませんが、見たことがある方はあまり多くないかもしれません。
特徴はトップの写真にあるような凄まじい蛍光。
ブラックライトを当てると白やピンク、オレンジなどの色が出現します。
これは宝石用のブラックライトを使って撮影しています(※普通のブラックライトでは光が弱く、写真で表現するのが大変なため)が、蛍光が好きな方は本当に宝石用ライトのご購入をオススメします。
ネットショップで3千円くらいで買えますので本当にオススメです( ◜ω◝ )
さてさて、このアフガナイト、本当に流通が少ないので、入手困難な石です。
ルース(裸石)販売系のイベントでも滅多に見かけない上に、小さくてもえらい値段がつくのでなかなか気軽に手が出せません。
そして買う人コレクターに限定されます。多分宝飾品に仕立てようと思って買う人はほぼいません。
なぜかって?この石が制作難易度MAXのヤバい石だからです((( ゚д゚ ;)))
この石はモース硬度(傷つきやすさの指標)が5.5〜6、劈開(割れやすさの指標)が「完全」という宝石としてはとんでもなく加工しにくい部類の石です。
分かりやすくいうとちょっとでも扱いを間違えたら容赦なく壊れる石なのです((( ゚д゚ ;)))
そんな石なので、綺麗にカットすることが難しく、先日のカイヤナイト同様、ルースにどこかしら傷やクラックが入ることが多いです。
なのでまさか身につけようなんて考えてルースを買う人はほぼいない。
アフガナイトのルースを指輪屋さんに持って行って「覆輪留めで加工してください」なんていったら「うちではちょっと無理ですねぇ」とほぼ100%断られます笑
私だって絶対嫌ですもの(∩∀`*)笑
数珠や爪タイプなら受けてくれるところはあるかもしれませんが、石の耐久性を考えたら石を金属でおおう覆輪がオススメです。
とはいえ、自分のルースだからこそ、最悪自己責任で覆輪留めを作れるわけでお客様の大切なお石でチャレンジするのは正気の沙汰ではありません((( ゚д゚ ;)))
小鳥屋も嫌だ嫌だと思いながらも、ようやく仕入れた石なので、性懲りも無くチャレンジして作ってしまいました。
覆輪留めですので、故意に落としたり、叩きつけたりしなければなかなか欠けることはないと思います。
アフガナイトの独特の青みと、蛍光時のソーダライトを彷彿とさせる蛍光。
鉱物コレクターとしても宝石好きとしても2度と手に入るかわからない希少な作品なのでとてもオススメです。
銘は見た目が地球っぽいので【地球さん】です。地球ではありません。地球「さん」と敬称をつけてください(*´_ゝ`)笑(←聞き流してOKです)
石との出会いは一期一会。もし呼ばれていたらこの機会をお見逃しなく!
石:カボションカット アフガナイト 3.5mm
サイズ:10.5〜12.5号
地金:シルバー925
仕上げ:サテン仕上げ
※当店の商品はネットショップで代理人による委託販売はしておりません。安くても怪しいサイトでうっかり買われないようお気をつけください(´;ω;`)